別れさせ屋に依頼してくる人の中でまれにあるのが、「息子(もしくは娘)の結婚をなんとかしてほしい」というもの。自分のことではなく、自分の子供の結婚相手が、その人から見て芳しくないという人が依頼に訪れると言います。依頼者の目からみれば、こんな人と結婚しては人生を台無しにしてしまうという選択であるにも関わらず、人生経験がまだ未熟な子供は、その場の勢いだけで結婚を決断しようとしていたり、相手に無理強いされて、本心では望まない結婚をしようとしていたりと言ったことが多いようです。
「大人の子供」の結婚という難しさ 子供の結婚をなんとかしようと考える場合に難しいのは、子供とは言っても本人は立派な「大人」であるということです。結婚しようと思っている段階で、その二人には立派に「自分は大人である」という自覚がしっかりしているという場合がほとんどです。ですから、そういった二人に「やめた方がいい」といくら親が諭してみても、なかなか自分の意見をまげてくれないという場合が多いようです。親は親で、結婚するまでは自立するように諭してきたでしょうから、それが「結婚するな」と言われても、なかなか受け入れないのは当然でしょう。
とはいえ、客観的に言って誤った選択をしようとしているのであれば、それを野放しにするわけにもいかないというのも親の考えるところでしょう。最近は、結婚に関しては早くしてしまおうという気風が強いですから、そういった世情に流されて、性急な決断をしてしまえば、後々の人生で大きく後悔することになるというのも真実です。困ったときの第三者の「別れさせ」工作 いったんそういう状態になってしまうと、親からの説得ではなかなか難しいもの。そこで有効になってくるのが、別れさせ屋のような第三者に介入を依頼して、対策を講じてもらうというものです。
必ずしも依頼者にとって納得のいく結果になるとは限りませんが、自分自身だけの説得でどうしようもない時には、手段として考えておくと何かと助かります。別れさせ屋の業者はその道のプロですから、きちんと必要な情報と希望する成功を相談することができれば、それに沿った対策を責任をもって講じてくれます。