別れさせ屋に舞い込んでくる依頼の中で、比較的多いのが浮気されている方の相談です。例えば、女性が依頼人のケースで説明します。浮気している男性と結婚したいが、なかなか別れてくれないで困っている。このままの関係をダラダラ続けたくないから、離婚させて自分と結婚するように仕向けてほしいというものです。
<時には情報収集だけに徹することもある>
別れさせ屋という名前なので、もちろん離婚させるという目的のために工作を行うことはあります。ただ、全てのケースでそうするわけではありません。依頼人から話を聞き、そして浮気相手、そしてその結婚相手の生活を下調べします。そして、時には工作員などを送り込み、浮気相手、あるいはその妻と親密になり、お互いの本音を引き出すこともします。そして、本当に離婚する可能性があるのか、お互いにどう思っているのかを客観的に分析しながら、どうしていくのかを依頼人と一緒に考えていきます。調査の中で、夫側に今の妻と別れて、依頼人と一緒になる気が少しでも見え隠れすれば、あとはその方向へ誘導していくだけです。
でも、強い絆で結ばれていたり、別れられない大きな理由がある場合もあります。そういった時には、依頼人に、別れさせることは難しいことを伝え、相談と調査のみで終わることもあります。ここから分かるように、別れさせ屋は、何でも強引に別れさせるようにするわけではありません。冷静に状況を分析し、離婚する可能性がある場合に、離婚するための工作を行います。大事なのは、相手の気持ちを知ることです。浮気相手のことをどう思っているのか、今後どうしていきたいのか、妻と別れる気があるのか。そういった本当の気持を知るために、下調べに力を入れております。時には、依頼人に対して、今回は難しいから諦めた方がよいと、アドバイスを送ることもあります。一番大事なのは、浮気相手を離婚させることで、本当に依頼人が幸せになるのかどうかを見極めることなのです。別れさせ屋は、相手の心理状態を把握することに長けております。だから、依頼人の気持ち、そしてターゲットとなる人の気持ちも探り、現実的に別れさせることができるのかどうか、冷静な目で判断します。