別れさせ屋に依頼をする人は、自分達の交際を終わらせたいという人もいれば、自分にとって都合の悪い男女の仲を引き裂いてほしいというケースもあります。自分と相手を別れさせるのであれば、ダメージを負うのは、自分達だけです。ただ、第三者のカップルを引き裂くというのは、自分は傷つかずに相手方だけを苦しめることになります。果たしてこれはやっていいことなのでしょうか。
<普通は良くないと考える>
おそらく、道徳心をお持ちの方であれば、ほとんどがダメなことであると答えると思います。そう思うのは当然ですよね。第三者の意思によって、何の問題もなく交際しているカップルが別れてしまうというのは、可哀そうですし、本来はやってはいけないことです。でも、恋愛事は、悪いと分かっていても相手の不幸を願って、自分の幸せを追求することがあるのもまた事実です。例えば、世の中には不倫したことがあるという人は3人に1人はいると言われております。もちろん不倫や浮気など頭では悪いことだとわかっているはずです。でも、一時的な感情でそうした悪事に走ってしまうことは誰だってあるのです。
むしろ、そういった後ろめたさが、逆に燃え上がる要因になることもあります。よって、第三者によって交際しているカップルを別れさせることは、道義的にはいけないことです。でも、人間の心境を考えると、理解できなくもないことなのです。あとは、別れさせ屋がどういった工作を行うのかで、その是非が問われることでしょう。もちろん違法性のあることをやるのは論外です。法的に許される範囲の中で工作が行われ、その結果男女が別れてしまうのであれば、仕方がないでしょう、という見方もあります。別れさせ屋は、常にその是非が問われるお仕事です。正義感の強い人であれば、その存在すら許さないかもしれません。でも世の中には、別れさせ屋に依頼をする人が実際にいるということも理解しなければなりません。人がどうすれば幸せになるのか、それには答えはありません。だからこそ、何が正しくて、何が間違っているとはっきりと言えないのかもしれないですね。