不倫始末の費用

《不倫の原因を断ち切る!》

不倫をしている当人同士は舞い上がっているので、別れるといった気持ちは中々起こらないものです。
例え問い詰めても、居直って収拾がつかなくなる事も考えられます。
とはいえ、不倫相手に直接話すというのも、難しいことです。
相手が何処の誰だか分からないし…いつから不倫しているんだろう…などなど、不倫相手の情報もありません。
しかし、不倫の事実を確かめたいという場合、自分で調べるということは素人なので中々出来ないものです。
そのようなときには、プロに依頼することになりますが、あれこれと疑問が湧いてきます。

「別れさせ屋」って何をしてくれるの?
「別れさせ屋」って費用はどのくらい?
「別れさせ屋」を利用する価値が本当にあるの?
自分たちで解決せず、お金の力を借りて解決するとして、一旦うまく収まっても、ただの気休めにならないように解決することはできるのか、など色々な点がきになります。

《別れさせ屋は何をするの?》

『不倫相手と別れさせたい』『浮気相手から恋人を取り戻したい』と言った依頼に対応するのが、別れさせ屋の特徴です。

さて、一番気になるのは「別れさせ屋」頼んだ時にかかる費用です。
どのような方法を用いるかによって大幅に金額が変わります。
インターネットで「別れさせ屋」を検索すると数多くの業者がヒットします。それこそ、ピンからキリまであります。
費用(料金)に限って見てみると、『業界一の低価格』とか『カウンセリング診断は完全無料』『追加経費はかかりません』『格安プラン』など紹介している業者があります。

中には『すぐに概算見積もりをお出しします。まずはご相談を』などと言うのもありますが、概算と言っても、そんなに速く見積もりができるというのは、少し心配です。
通常は、本人への聞き取り調査を開始してからになります。
ここでは自分の主観を入れず、客観的な正しい詳細な情報を知らせてあげることが必要です。
正しい情報はあればあるだけ無駄な作業が減り、費用が下がるかもしれません。
詳しい状況が分かるとそれから「別れさせ工作」のプラン制作にかかります。ここで初めて設定(方法)や期間や費用の概算が出るようになります。
慎重に時間をかけて、きちんと面談をして、自分に合った料金プランが作られていきます。

【許せる浮気と許せない不倫】

『「浮気」なら許せるけど「本気」は絶対ダメ!』という話しを耳にしたことはないでしょうか。

実際のところ、「浮気」と「不倫」では何か違うのでしょうか。

《不倫と浮気ってどこが違うの?》

「浮気」は未婚の恋人同士(普通のカップル)でも使われる言葉ですが、日本の近代的な結婚制度である「一夫多妻」では「不倫」は既婚者のみに使われると言うのが一般的です。
江戸時代には市中に男性が多かったため、「一妻多夫」もありましたし、その土地によっては「多夫多妻」こうなると「乱婚」なのかもしれませんが、非公式にあったそうです。
しかし、姦通、不義密通と言った言葉があったように、許されない行為であることに、違いありません。
男女間で絶対に守らなければならない約束は「浮気をしない・本気にならない・不倫は絶対しない」ことなのです。

《では、どこからが不倫なのでしょうか?》

「不倫」は90年代のテレビドラマにより広まった言葉だということですが、その意味を色々な辞書で調べてみると、
『倫理から外れたこと、男女の関係で人の道に背くこと』
『男女が、越えてはならない一線を越えて関係を持つこと』
『広い意味では、異性と恋愛・性交を行う場合』などと書かれています。
と言う事は「浮気」も「不倫」もどちらも同じ「不貞行為」なのです。
男女とも約4割以上が「好きになったらしょうがない」と「不倫」を肯定す意見もありました。

《男には男の、女には女の気持ちがある》

もちろん、男と女の感覚の違いがあるようですが、「不倫は源氏物語から続く日本文化だから」…と昔からあったこと。という方もいます。
「家庭を壊さない程度ならいいと思う」といった意見や、「一度きりしかない人生だから」という意見もありました。

また、「どうせ男は浮気をする生き物よ」と、少し開き直った意見もあるようでした。

また、完全否定の意見もあります。
「既婚者とふたりの間では何をしてもダメ」
「ふたりでごはんに行くのも、手を繋いだり、ハグしたりキスもダメ」
「セックス!ありえない!」

さら、女性側の不倫でも言い訳はいろいろとあるようです。
「一晩限りの火遊びなんだから」
これは世の男性が使う『本気ではない』という事の強調です。
「ふざけていただけよ、本気ではないのよ」
この言葉に、つい許してしまった男性もいるのではないでしょうか。

「歳はとっても浮気はやまぬ、やまぬはずだよ先がない」という都都逸があるように、不倫・浮気を繰り返す人は何度でも繰り返すのだそうです。しかし、この場合は、本気じゃなくて病気という表現になってしまうかも知れません。

【出会いは突然やってくる】

実際、出会は突然。というのは、本当なのでしょうか。

合コン、婚活パーティ、出会い系サイトや仕事関係での出会い、同級生との再会、友達の紹介など、男女の出会いは結構多くありますが、しかし、それは「不倫」への出発点なのかもしれませんよ。

《不倫は突然やってくる、まるで交通事故のよう》

「その気はなかった、一夜限りのつもりだったのに…」
でもそれって言い訳ではないでしょうか。何故なら初めから相手に家庭があることを知っていたり、自分を独身と偽ったりしていたりすることもあるからです。

そして徐々に『体の浮気』から『心の浮気』へと発展してしまいます。
けれども、その偽りの愛はそう長くは続きません。必ず自分を見つめなおす時間が訪れます。
「なぜ人目を避ける関係でいなくてはならないのだろう?」先が見えない二人の関係がイヤになって「別れ」を選択する人が多いのです。

《別れも突然やってくる》

当事者のシチュエーションが違うため、別れ方にも色々あります。

「関係に飽きたから」
「相手の女性が離婚したから魅力がなくなった」
「結局は遊びだから、家庭を捨ててまでとは考えていない」
こんなわがままだけで綺麗に別れる事ができるのでしょうか。

「不倫がバレたから、やめて家庭を選ぶ」
一見、最良の別れ方のようですが、配偶者が不倫を許す場合と許さない場合があります。たとえ許されても地獄の日々が続くかも知れません。
絶対に不倫が許されない場合は、もっと悲惨な事になるかもしれません。
「不倫相手に私の子供ができたから、家庭を捨てて一緒になる」
もう、こうなると泥沼、別居からやがて離婚へと進むのが想像できます。
では、円満に別れるにはどうすればいいのでしょうか。
「上司との不倫、そろそろお互いのために終わらせたい」
「好きだけどこのままではいけない」など、自分たちが納得すれば、うまく別れられるかもしれません。
自分が未婚であれば、フェードアウトと言った技がありますが、男性の場合は仕事の関係で難しいかもしれませんね。女性の場合でも最悪、ストーカーになられて引っ越さなければならない…。といったリスクも考えなければなりません。

また、綺麗に別れられる方法の一例としては、
「妻(夫)が病気になった」「不倫相手が病気になった」。
といったものですが、結論は、やはり綺麗に別れる前に『不倫をしない事』これが一番。ということになります。

【復縁はスピードが命】

《ドラマじゃ無いんだから》

「俺がわるかった、戻ってくれよ、頼むから」など、ドラマなどで耳にするセリフですが…こんな言葉で元に戻れるというのは、やはりドラマの中だけのことのようです。

『別れを回避したい』『とにかく、復縁したい』といった思いがあるのでしょうが、まさに、覆水盆に返らずと言われるように、実際はなかなかうまくはいかないようです。

ましてや浮気や不倫の問題となるとより難しくなります。

一度は感情のままに別居状態になり、挙げ句の果て離婚になってしまっても、元々は愛しあっていた二人ですから、冷却期間を置き時間がたてば、原因となった裏切り行為を反省することは大いにあります。

また、別れてしまってから改めて相手の素晴らしさに気付くこともあり、冷静に考えて復縁したいと思うこともあるかもしれません。

《形態が変わった》

日本では、昔の結婚といえば仲人を立てるのが当たり前でした。

そのため、様々な理由で起きてしまった夫婦の問題は、先ず仲人に相談する事で当事者の行動を決めることができました。
ところが時代と共に、結婚の形態が変わり、仲人の存在自体が少なくなってしまいました。
そこで誰に相談をすれば良いのか、何処に相談をすれば良いのか迷ってしまうのです。

そんな時はどうすればいいのでしょうか?
親類や身近な友人に相談してみる。ということになるでしょうか。ところが、彼らはやはり第三者なのです。
当事者が事の顛末を素直に話しても、復縁できるとは限りません。
結局は自分自身で行動を起こさなくてはならないのです。

《復縁は話し合いから》

復縁しようと考えているなら早い方が良いとも言えます。
ただし、一方的ではなく、お互いが相手の立場に立って、相手の気持ちを汲み取り、冷静に話ができる時間を見つけられるかです。
3カ月、半年、1年などその期間は人それぞれ違います。でも、長くも短くも夫婦生活をしてきた二人なら、お互いの表も裏も知っているはずです。
ですから適当な冷却期間が過ぎれば、安心してありのままの自分を出す事ができるはずです。冷静に話し合う事ができるはずなんです、
すでに離婚しているのですから、「嫌われたらどうしよう」なんて不安感を持つ事はないのです。
前向きに、改めて家庭の存在を話し合ってはいかがでしょうか。
子供がいればなおさらです。家庭には父と母がそろっているべきであり、お互いに敬意と感謝の気持ちを持つべきだと理解するのではないでしょうか。
そうなれば、『復縁』の道が見えて来るはずです。