『「浮気」なら許せるけど「本気」は絶対ダメ!』という話しを耳にしたことはないでしょうか。
実際のところ、「浮気」と「不倫」では何か違うのでしょうか。
《不倫と浮気ってどこが違うの?》
「浮気」は未婚の恋人同士(普通のカップル)でも使われる言葉ですが、日本の近代的な結婚制度である「一夫多妻」では「不倫」は既婚者のみに使われると言うのが一般的です。
江戸時代には市中に男性が多かったため、「一妻多夫」もありましたし、その土地によっては「多夫多妻」こうなると「乱婚」なのかもしれませんが、非公式にあったそうです。
しかし、姦通、不義密通と言った言葉があったように、許されない行為であることに、違いありません。
男女間で絶対に守らなければならない約束は「浮気をしない・本気にならない・不倫は絶対しない」ことなのです。
《では、どこからが不倫なのでしょうか?》
「不倫」は90年代のテレビドラマにより広まった言葉だということですが、その意味を色々な辞書で調べてみると、
『倫理から外れたこと、男女の関係で人の道に背くこと』
『男女が、越えてはならない一線を越えて関係を持つこと』
『広い意味では、異性と恋愛・性交を行う場合』などと書かれています。
と言う事は「浮気」も「不倫」もどちらも同じ「不貞行為」なのです。
男女とも約4割以上が「好きになったらしょうがない」と「不倫」を肯定す意見もありました。
《男には男の、女には女の気持ちがある》
もちろん、男と女の感覚の違いがあるようですが、「不倫は源氏物語から続く日本文化だから」…と昔からあったこと。という方もいます。
「家庭を壊さない程度ならいいと思う」といった意見や、「一度きりしかない人生だから」という意見もありました。
また、「どうせ男は浮気をする生き物よ」と、少し開き直った意見もあるようでした。
また、完全否定の意見もあります。
「既婚者とふたりの間では何をしてもダメ」
「ふたりでごはんに行くのも、手を繋いだり、ハグしたりキスもダメ」
「セックス!ありえない!」
さら、女性側の不倫でも言い訳はいろいろとあるようです。
「一晩限りの火遊びなんだから」
これは世の男性が使う『本気ではない』という事の強調です。
「ふざけていただけよ、本気ではないのよ」
この言葉に、つい許してしまった男性もいるのではないでしょうか。
「歳はとっても浮気はやまぬ、やまぬはずだよ先がない」という都都逸があるように、不倫・浮気を繰り返す人は何度でも繰り返すのだそうです。しかし、この場合は、本気じゃなくて病気という表現になってしまうかも知れません。