別れさせ屋は、既婚者に対しても工作をするのかどうか気になると思います。答えは、依頼があれば工作することは可能なのです。<別れさせるだけなら可能>ただのカップルと、結婚している夫婦、これは全く性質が異なります。仮にカップルが別れたとしても、お互いの気持ちに影響があるだけですが、夫婦が離婚すると気持ちの問題だけでは済まなくなります。慰謝料、親権問題、財産分与など、法的な手続きを踏まなければならないこともあり、大変です。
だから、ほとんどの人は結婚したら、多少嫌なことがあっても我慢して結婚生活を続けるのです。つまり、別れさせ屋の工作によって離婚してしまった場合、その後多くの問題が生じる可能性があります。ただ、そこまで先のことは別れさせ屋が面倒をみるものではありません。あくまで仕事は別れさせることであり、そこから先に何が起きようとも、全ては依頼人の責任となるのです。とはいえ、別れさせ屋もきちんとした企業なので、違法性のあることは行いません。
例えば、虚偽の情報を流して夫婦間の中をこじらせるなどの、卑劣な手法は使いません。また、客観的に見て、その夫婦が離婚することで多くの人が不幸になる、あるいは不利益になるという状況であれば、依頼を断ることもあります。それだけ夫婦間というものは慎重に取り扱わなければならないのです。もし依頼人が、夫婦のどちらかであれば、片方は離婚の意思があるとみなされるので、そこまで難しくはなりません。ただ、夫婦以外からの依頼による別れさせる行為は非常に危険です。
見方によっては、ただの憂さ晴らしであったり、嫌がらせになってしまいます。そういったことの方棒を担ぐのは、別れさせ屋も嫌がります。あくまで別れさせたいという理由に正当性があるかどうかが重要となってくるのです。本来結婚している夫婦が、誰かの手によって離婚する道を辿るのは良いことではありません。ただ、今後関係を続けてもお互いが不幸になることが明らかであれば、別れさせ屋によって別れる方向に誘導することはありなのかもしれません。意見が分かれるところではありますが、こうした複雑な内容も仕事の一つなのです。