常に離婚が最善だとはいえない

別れさせ屋と聞くと愛人が配偶者と別れてほしいから依頼するというケースが小説やメディアなどで取り上げられたりしますが、最近では自分の配偶者と別れたいという理由で依頼する人も増えているようです。配偶者と離婚したいと思う理由はまちまちですが、他に好きな人ができたからとか、愛人を妊娠させてしまったのでなどがその理由に挙げることもできるでしょう。また単に一緒にいたくないとか自分も不倫しているけど、謝料を取られない仕方で別れたいと思う人も依頼するようです。

別れさせる工作の多くが配偶者に他の異性に気を持たせて、配偶者の方から別れを切り出させる、または別れがもつれない状況に持ち込むということがあります。しかしここで工作員と肉体関係を持たせてしまったりすれば、一種の詐欺罪や売春行為などに引っかかる場合があるため、まともな探偵事務所ではそのような深い関係にならないように気をつけるようです。また状況によっては離婚以外の提案をする場合もあります。

その状況の一つにDV、つまり家庭内暴力を受けていて別れたいと思っている人に対しては、別れるということではなく問題を解決するようなアドバイスも与えてくれるようです。単に法律上で夫婦でなくなったとしても、暴力を振るうような男性の場合物事の筋が通らなかったり、別れたあとでも居場所を特定して再度自分お支配下のこうとする人が多くいます。

ですからそのような場合は病院に行き、診断書を書いてもらったり、会話を録音したりすることで恐喝や傷害の証拠となり警察に出向いて助けてもらうこともできるのです。夫婦の関係は様々ですので、状況によっては離婚が最善の解決策と言えない場合もあります。

別れさせ屋は行動を起こす前に、まずはどんな状況なのかどうして別れたいかなどのカウンセリングをしっかり行うことで、最善の解決策を見つける助けもしてくれますし、話し合うことで不安なども解消されて行くでしょう。