「あの人と結婚したい」

誰か意中の相手がいて、なんとかその人と結婚したい。でもその人にはすでに決まったパートナーがいる。そんな時はどうしますか?何とか別れさせられないかと願うものではないでしょうか。そんな人が利用するのが、別れさせ屋です。

自分の目的のために、横から工作するというのは、あまり誉められた行為ではありません。しかし、時にはそういった手段を用いることも現実にあります。愛情というものは、自分ではコントロールが利かなくなることがあります。

最初は愛情だったものが、やがて嫉妬、妬み、そして憎悪と、歪んだ感情が生まれてしまうのです。少しねじ曲がった感情にも見えますが、誰しもが経験することではないでしょうか。その度に、自己嫌悪になったり、誰かを傷つけてしまうことだってあります。

そうやって自分が負の感情に陥っていくぐらいなら、良い方向になるように相談したいというのも無理はありません。現実問題として、仮に自分の意中の人が別れたからといって、その人と付き合ったり結婚できるかと問われれば、決してそうではありません。でも、可能性は生まれます。

その可能性にかけるためにも、まずは別れさせることから始める必要があるのです。別れさせ屋にとっての成功は、別れさせることです。それによって、依頼者が幸か不幸か、どちらに進んでいくかどうかまで責任を取ることができません。

つまり、そこから先は依頼人自身の努力にかかってくるのです。もちろん費用もかかりますし、それなりの日数もかかります。本当にそれだけの対価を払ってでも、その人が別れることで得られるメリットがあるのか、きちんと見極めならないのです。

だから、相談を受けた側も、やみくもに別れさせるという手段をすすめる訳ではありません。きちんと状況を把握して、その上で、良い方向にするにはどうすればよいのかを一緒に考えるのです。どうしても、別れさせたい人がいる、そしてどうしてもその人と結婚したい、という場合、手段の一つとして、別れさせ屋を利用する方法があります。

でも、安易に利用することはおすすめできません。本当に後悔しないかどうか、深く考えてから決断しましょう。

別れさせるだけが別れさせ屋ではない

別れさせ屋の業者の中には、「別れさせ」の業務以外に「復縁」を請け負っている業者も存在します。恋人との破局や両親、肉親との離別など、距離ができてしまった関係を修復するのが主な仕事になります。失恋など、離縁した相手との関係を取り戻したいという方のために、さまざまな工作を請け負ってくれる復縁屋というのも世の中には存在しているのです。

親密な関係にある人と人が離縁してしまう場合、その背景には恋愛感情や経済状況など、さまざまな背景が関わってきます。好きだった恋人と別れてしまった、肉親と口論してそのまま距離ができてしまった、仲の良かった友人と絶縁してしまったのを後悔しているなど、理由はさまざまなです。ですが、どちらにしても、依頼者には復縁したい相手に対する強い愛情があり、にも関わらず縁が切れてしまった、という事情が依頼する前の背景として存在しています。復縁の場合であっても、基本的には無料相談から依頼が始まります。

別れさせる場合と同様に、復縁の場合でもこのプロセスは重要です。復縁したい相手との離縁までの過程や、相手との関係性、感情など、さまざまな面をきちんと詰めた上で、「どのくらいになれば成功なのか」と言ったゴール設定などをきちんと決め、実際の復縁のためのアクションを起こしていきます。ここで重要になるのが、関係修復のために実際に動く工作員です。トリック探偵などとも呼ばれるこの人の仕事によって、復縁の成否が違ってきます。

別れさえる場合には、工作員の手によって疑似恋愛関係のようなものを作り上げ、相手の恋愛感情を依頼人からそらしていきます。ですが、復縁の場合はその逆で、依頼者が復縁したいと思っている相手の興味・関心が依頼者に向くように試みて行きます。やり方は依頼の性質によるわけですが、話し合いを通じた説得によって、不和の原因を解決していけるように試みていきます。復縁屋に限った話ではありませんが、第三者が介入することで改善される関係というものは存在していますから、そういう意味では効果が期待できます。

本気の交際を解消するための別れさせ屋

別れさせ屋では、すでに婚姻関係にある男女の離婚はもちろんのこと、単なる交際関係にある男女の「別れさせ」も依頼の一種として受け付けています。まだ正式に婚約をしているわけではありませんから、その解消には「離婚」のような正式な手続きは存在しません。事務的なプロセスはそれほどありませんから、そのあたりは簡単におもえるかもしれませんが、逆に言えば、ちゃんとして証を作りづらいということになりますから、そのあたりの線引きが難しくなります。

ただし、このような依頼であっても、相手はすでに交際相手と婚約、もしくは同棲している場合もあります。結婚しているわけではありませんが、結婚が間近に見えている、もしくはそれを意識している、ということが互いのきずなを強くしているのです。こういう男女の交際を解消させようと思った場合、そのあたりを理解する必要があります。

こういった場合でも相手に対して工作というものを行っていくわけですが、この場合の手法としてよくあるのは、新しい恋愛関係を作る、というものです。相手は、今のパートナーとの恋愛を真剣に考え、結婚も視野に入れているほどです。つまりは本気なわけです。それを解消させるためには、他の異性との関係をもちかけて、相手がもとのパートナーとの関係よりも大事に思うように差し向けなくてはなりません。

恋愛をもちかけて、相手との間に浮気のような関係を作り上げます。そして、最終的には、相手の方に、もとのパートナーとの関係を「終わりにしたい」と思わせるのが重要です。基本的には、こちらの方が「別れて」「終わりにして」などと言うことはなく、あくまでも工作の対象となる本人に「別れたい」と言わせる、思うようにするのが肝になります。

まだ結婚していないとは言え、別れさせ屋に依頼が来る以上、相手の関係はそれなりの本気度があります。ですから、関係解消の難易度は決して低いとは言えません。また、婚約関係の場合と違い、「相手との関係に冷めている」という隙がないですから、それを切り崩していくのは離婚とはまた違った意味での大変さがあるでしょう。

離婚したいか、離婚させたいか

別れさせ屋に来る依頼の中で、「離婚」というのは一つのテーマとなります。それが目標となったり、工作成功の指標となったりしますから、依頼の成功、その象徴として重要です。離婚がらみの依頼にも、「離婚したい」という依頼と、「離婚させたい」という依頼があります。前者が、すでに結婚関係にある相手との婚約を解消したいという依頼であるのに対して、後者の場合はまだ依頼者と異性との間は不倫などの非公式な関係であり、相手のパートナーとの関係を解消させるための依頼となります。

パートナーと離婚したいという人の場合、相手との関係に冷めてしまっている場合がほとんどです。浮気や不倫が露見したという場合はもちろん、相手が仕事ばかりで構ってくれない、育児に対して消極的、経済的に苦しい、暴力をふるってくるなどの原因によって、相手に異性としての魅力を感じなくなってしまうというものがあります。

このような人の場合、工作員が相手との間に親密な関係を作り、依頼者との関係が疎遠となるように働きかけていくのが一般的になります。また、離婚させたいという依頼の場合には、その背景には相手への強い愛情があります。前者と違い、相手に対する愛情が強く残っていますから、その依頼には「離婚を成立させたい」というのと同時に、「相手の自分に対する愛情がどのくらいか確かめたい」という感情も含まれています。

こちらの依頼の場合には、離婚の後にその相手との結婚が待っているわけですから、この機会にその辺りを相手がどのくらい本気で考えているのか、という一面を試してみたいわけです。ですから、まさに工作という感じで、前者の依頼よりは作意性、相手の動向を見てみたい、という欲求が強くなります。

いずれの場合にも、依頼の際にはまずは無料相談から、という形になります。工作の内容こそことなれど、依頼のゴールに「離婚」という結果があるのは共通しています。それが正しいのかは一概には言えませんが、離婚した後で後悔するということもありえますから、相談の段階でそこがずれないように気を付けましょう。

離婚工作によって相手の愛情を確かめたい

別れさせ屋と言うのは婚約関係などを工作によって解消に導くような仕事が主になります。
この場合の依頼者の動機の中で代表的なものが「パートナーの浮気、不倫」ということになります。

相手が違う異性と性的な関係を結んでしまい、それが許せないから離婚したい(でも自分だけではなかなか
そこまで交渉することができない)というケースを解決するために必要になるのが別れさせ屋になるわけです。

ただ、別れさせ屋の仕事(というか依頼内容)には、その逆も存在します。つまりは、浮気・不倫関係を
結んでいる女性(もしくは男性)が、相手の正式なパートナーとの関係を解消しようとするために依頼する、
ということです。つまりは、不倫から結婚関係になるための依頼、ということになります。

動機の是非はさておき、そういう理由で工作員に工作を頼む依頼者がいるのもまた事実です。
まさに、別れたいのではなく別れさせたい、という依頼になります。こういった依頼の場合、
工作を依頼する動機の質が異なる場合があります。

正式なパートナーとの離婚を望む人が、相手との関係に冷めているために依頼するのに対して、
こういう場合には「相手の愛情のほどを確かめたい」という動機が多かれ少なかれ含まれています。

要は、離婚するために工作をする過程で、「相手がどのくらい自分のことを愛しているのか」試してみたいということです。
不倫や浮気というと、インモラルでふしだらなイメージがつきまといますが、それを承知で相手と親密な関係を結ぶ辺り、
ある意味両者(もしくは一方の)愛情は結婚関係以上に深い場合もあるわけです。

せっかく不倫から結婚関係まで関係を発展させることができたとしても、相手との関係が冷めてしまう場合もあります。
単に一時的な熱情からの関係なのか、それとも本当に自分と結婚したいと望んでいるのか。

それを見定めるために別れさせ屋に工作を依頼するというわけです。
愛情が深い分、こちらの依頼の方がある種の本気度が付きまとうかもしれません。
不倫関係が前提になりますから、正しいとは一概に言えませんが、別れさせ屋の依頼方法として、そういう形があるのもまた事実です。