別れさせ屋を利用される方の中には、現在不倫中の方が多くいらっしゃいます。そしてその依頼内容とは、「今の奥さん(あるいは旦那さん)と離婚させて、自分と一緒になりたい」というものです。やはりいつまでも不倫相手でいるということに嫌気が差し、早く自分が正式なパートナーになりたいと希望している人が多いということでしょう。ただそれには非常に困難な道のりが待っております。
<恋愛関係と夫婦関係は違う>結婚というのは一つの契約です。生涯この人と一緒になりますという契約をしているようなものであり、それを破棄させるというのは一筋縄ではいきません。そこが恋愛関係と夫婦関係の大きな違いなのです。恋愛関係であれば、相手が浮気をしたことが発覚すれば、すぐに別れてしまう人も多いです。なぜなら、基本的には感情が第一優先となるからです。ただし、夫婦ともなれば一時的な感情でたやすく別れるということはしません。子供がいたり、お互いの生活のことも考えなければなりません。今後自分たちがどうしていくのが一番よいのかを冷静に考える必要があるからです。だから、仮にどちらかが浮気をし、それが発覚したとしても、離婚するという結果になるとは言い切れないのです。
<目的が一緒になるのであれば、過度な期待はしない>別れさせ屋に依頼する目的が、好きな人と一緒になりたいということであれば、過度な期待をしてはいけません。なぜなら、普通にカップルが別れるということに比べて難易度が高いからです。夫婦というのは、目に見えない部分で強いつながりがあることがあります。外からは関係性が冷え切っているように見えても、他人には理解できない強いつながりがあることもあります。特に長年寄り添っている夫婦には、そうした部分が見られます。だから、仮に別れさせ屋が何かをしかけて、夫婦間に亀裂が生じるようなことが起きたとします。でもそれで関係性が終わるということにはつながるとは限らないのです。なんとか不倫相手と一緒になりたいと願っている人は、あまり過度な期待をしないほうが賢明です。夫婦という絆を壊すのは、相当な高い壁となるのです。