『別れさせ屋への離婚工作依頼者』

「別れさせ屋」に離婚工作を依頼してくる人にはどんな人がいると思いますか?
不倫相手と思っている人が多いのではないでしょうか?確かに不倫相手からの依頼も多くあります。けれども、結婚をしている人が離婚をしたくて依頼して来るケースもあります。その辺について詳しく見てみることにしましょう。

■離婚したいのに出来ない

「別れさせ屋」へ離婚工作を依頼してくる人の中には、離婚したいのに離婚することが出来ない妻や夫がいます。
どうしてこういうことが起きてしまうのでしょうか?ご存知の方も多いとは思いますが、離婚が成立するには幾つかの条件があり、次の条件の何れかにあてはまらない場合は離婚が成立しません。

・不貞行為
・悪意の遺棄
・生死不明が3年以上続いている
・回復の見込みのない精神疾患
・婚姻を継続しがたい重大な理由

因みにノイローゼやヒステリー、アルコール中毒は、回復の見込みのない精神疾患には含まれません。また、ドメスティックバイオレンスや離婚理由として聞くことの多い性格の不一致は婚姻を継続しがたい重大な理由にあてはまります。

■離婚につきまとう問題を解決

「別れさせ屋」は、離婚のために様々な工作を用意し実施してくれます。けれども、工作が成功して離婚は成立しません。
離婚を成立させるためには、慰謝料、養育費、親権、財産分与などの離婚に伴う様々な問題を解決することが必要になって来ます。「別れさせ屋」は離婚のための工作を行なってはくれますが、慰謝料を始めとした問題は、どれも自分自身で解決するか弁護士に対応を依頼するしかなさそうです。
「結婚は勢いで出来るけれども、離婚は勢いでは出来ない」とよく言われますが、その通りではないでしょうか?結婚の場合は結婚することが出来る年齢に達していれば、当人同士が良ければ結婚することは出来ます。けれども離婚の場合は解決しなければいけない問題がありますので、そう簡単には行きません。冷静にジックリと対応することが重要になってくるようです。

「別れさせ屋」に離婚工作を依頼した場合は、先に挙げた5つの条件の中で最も工作を行ないやすい不貞行為を行なうように仕向けると言われています。実際、他の離婚が成立するための条件は工作することがとても難しいものばかりですので、当然とも言えますね。