スマートフォンが普及し、様々なアプリが開発され、出会いの場というのも多種多様に変化してきました。アプリを使用することである程度の匿名性を維持したまま新しい出会いを求めることが可能になったのです。結果、結婚していようがしていまいが、多くの人々が同様の出会いを求めている人とつながりをもてるようになってきたのです。また、最近では不倫用掲示板というものもその存在感をましてきており、既婚者同士の恋愛だったりというものが以前と比べて増えてきました。誰もが最初は遊びの感覚で手を出すのですが、人によってはそのまま本気の恋に発展していってしまう場合もあります。その恋が果たして幸せな結末を迎えることができのかどうか、それは運命をつかさどる神のみぞ知る、といったところです。しかし運命のような偶然を人為的に起こすことで、結末のシナリオを少しだけ自分好みに変えることができる場合もあります。それが別れさせ屋です。どのような工作を行っていくのかまず、不倫相手に本気で恋をしてしまった人の望みはなんでしょうか。
それはおそらく、相手が配偶者と別れ、自分と一緒になることだと思います。しかしどうでしょうか、自分が女性で既婚者の男性と恋愛関係にある場合、相手に「奥さんと別れて私と一緒になって」と言われて「わかった」とすぐに奥さんと別れて新たな婚姻契約を結ぶ姿を想像できるでしょうか。なかなかできないと思います。話を進めるためには、やはり人為的な合いの手が必要なものです。なぜ人は不倫をするのかそもそもなぜ人は不倫をしてしまうのでしょうか。それは自分の配偶者に足りていないものを不倫相手に求めるからです。それが優しさだったとしても、体だったとしても配偶者から得ることができないものを家の外に求めたりします。逆に配偶者から得ているものは、安心感だったり、安定感だったりするわけです。別れさせ屋がついてくるのはこの部分です。配偶者にだけ求めているようなものを断ち切ることで、ターゲットに決断をさせていくのです。離婚に持っていく際は、夫婦の信頼関係に傷を入れることがポイントとなります。どちらかが、どちらかに隠し事をしているようなシチュエーションを作り出していきます。隠し事とは、なにかの嘘だったり、使い込みだったり、侮辱的な言葉だったり、様々な離婚要因を誘導し、証拠をとり決断させていくのです。